ここ数年、日本でも徐々に広まりつつありますが、クリスマスやハロウィンなど他のアメリカのイベントと比べると、まだまだ知名度の低いイースター。アメリカでは特に小さい子供がいる家庭で、親子で楽しめるビッグイベントの1つになっています。

イースターって?

イースターは日本語で「復活祭」と呼ばれ、十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが3日目に蘇ったことを祝う、キリスト教にとって最も重要な日の1つです。多くの教会では特別な礼拝が行われ、正装して出かけるキリスト教徒も多く、クリスマスと並んで多くの人が教会に集まる日です。

また、家族でご馳走を囲み祝うのも一般的。イースターディナーのメインディシュは家庭により様々でハム、チキン、ターキー、ビーフ、ラムの場合もありますし、ベジタリアンの家庭ではまた違った料理が並びます。メインディッシュと一緒にアスパラガスなど季節の野菜やイースターの象徴である卵を使ったサイドディッシュ、サラダ、デザートなどの料理を囲み祝うのです。テーブルには春らしい花を飾り、ピンク、水色、黄色などパステルカラーのテーブルクロスやナプキンなどでコーディネートされることが多いです。

この様にイースターは今でも宗教的な意味合いが強く、キリスト教にとって大切な日には変わりないですが、一方で宗教の壁を越えて家族で楽しめるビッグイベントになっています。イースターの定番イベントは、「エッグハント」と「エッグカラーリング」です。

大盛り上がりのエッグハント

小さい子供達が最も楽しみにしているイースターのイベントと言えば「エッグハント」です。現在はプラスチックでできたエッグを使うのが主流になっており、イースターの数か月前から店頭には大小様々なプラスチックのエッグやエッグを入れるバスケット(かご)などがズラリと並びます。プラスチックのエッグは中が開く様になっており、キャンディやシールなどを入れられるようになっていて、これも子供達にとってワクワクする理由の1つなのです。エッグを自宅の庭などに隠して、子供達が探すという宝探しのような感覚なのです。

また、イースターのある週末は、教会や市が主催するイースターのイベントが目白押しで、家族全員で出かける家庭も多いです。地元の教会が主催した公園で開催されたイースターのイベントでは、なんと75,000個のエッグを使ったエッグハントがあり、物凄い数の子連れ家族が集まっていました。イベントではエッグハントだけでなく、子供達が楽しめるバウンスハウス、ゲーム、フェイスペインティング、写真撮影、屋台の食べ物なども用意されていることも多く、親子で楽しめるイベントになっているのです。

ゆで卵を使ったエッグカラーリング

イースターのシンボルと言えば、装飾されたイースターエッグ。ヒヨコが卵の殻を割って出てくるように、イエス・キリストも死という殻を破って蘇ったということの象徴になっています。つまり「生命の始まり」を意味しているのです。

ゆで卵でを使ったイースターエッグ作りも定番で、エッグカラーリング用のキットが沢山売られています。一般的にゆで卵を入れる容器、数種類のカラーのタブレット、卵をすくうスプーンの様な物がセットになっていてます。容器の中でカラーのタブレットをお酢とぬるま湯で溶かし、その中にゆで卵を入れて染めるのです。染める前にゆで卵にクレヨンで絵などを書いたり、染めた後にシールでデコレーションしたり、いろいろアレンジ可能で、子供達にとっては楽しいアクティビティの1つなのです。

日本でもディズニーランドでイースターのイベントが行われていますし、ハロウィンのようにイースターがブレイクし、定番のイベントになる日も近いかもしれないですね。

 


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