〜911のかけ方から、スマホ紛失・体調不良まで〜

こんにちは!
本日はカナダに留学を予定している高校生、または現在すでに留学中の皆さんにとても
重要な『緊急時の対処法』についてお伝えします。

カナダでの留学生活、楽しいことがたくさんありますが、「もしもの時」の備え、
ちゃんとできていますか?
慣れない土地でのトラブルは、誰でも焦ってしまうもの。
でも、事前に知っておけば落ち着いて対処できることがたくさんあります。

今回は、留学中の高校生が知っておくと安心な「緊急時の対処法」をまとめてご紹介!


緊急通報「911」ってなに?どう使うの?
カナダでは、警察・消防・救急すべてに対応する緊急電話番号が「911」です。
スマホのロックがかかっていても、電源が入っていれば誰でもかけることができます。

 

 911をかけるのはこんな時!
●誰かが倒れている、大怪我をしている
●火事が起きている
●強盗や暴力など、今まさに事件が起きている時
●銃声が聞こえた/不審者が家の周りにいる
●飲酒運転の車を見かけた など

 

911をかけるときにまずはこれを英語でつたえよう!
 どのような緊急事態か英語でつたえよう
→Police (警察が必要な事件), Fire (消防が必要な状況), Ambulance(救急車が必要な状況)
●どこから連絡をしているか
→緊急出動ができるよう、事件・事故が起こっている場所を英語で伝えよう
● 詳しい状況を伝える場合に通訳が必要な場合に、伝えたい言語を伝えよう
→911をかけると通訳をつけてくれます。英語が苦手でも大丈夫。緊急時は迷わず『911』
英語に自信がない時は「Japanese interpreter, please」でOK!


911を使わないのはこんな時!
●「天気ってどうなるかな?」「停電っていつ直るの?」、「バスが遅れているけど、いつくるの?」
●「○○警察署の電話番号を教えてください」
● 通訳だけ頼みたい


緊急じゃないけど警察に連絡した方がいいこと
  (まずは学校やホームステイ、アドバイザーに相談してみよう)

バンクーバーでの緊急じゃない連絡先は→604-717-3321
その他の地域は「nonemergency.ca」というサイトに行ってみましょう!

犯人がわからないけど、被害にあったとき
 例:自転車やナンバープレートが盗まれた

● 犯人はわかるけど、今その場にいないとき
 例:だまされた(詐欺)

● 大きな事件だけど、時間がたってから報告するとき
 例:前の晩にケンカに巻き込まれた

● すぐに危険があるわけではないけど、迷惑なことが起きているとき
 例:夜中のうるさいパーティー

● 今すぐじゃないけど、ずっと続いている問題
 例:グラフィティ(落書き)や、容疑者がいない状態での薬物売買など

● 何か怪しいけど、まだ事件かどうかはわからないとき
 例:薬物を作っているような怪しい家を見つけた

 

間違えて911を押してしまった場合
間違え電話をしてしまった場合には、電話を切らず、必ず間違いであったことを伝えてください。
間違い電話と伝えないと、緊急性のあるものと捉えられ緊急時の対応を取られてしまいます。

 


体調が悪い時・けがをした時は?

緊急の時は迷わず911!
たとえば、
● 急に呼吸ができなくなった
● 意識がない
● 大量に出血している など

すぐに911を呼びましょう!

 

そこまでではないけど病院に行きたい時は?
「ウォークインクリニック(Walk-in Clinic)」に行くのがおすすめ!
予約なしで診てもらえる街のクリニックです。
(コロナ後予約が必要なクリニックも増えています。ウェブサイトで確認をしてみましょう)

重要)症状を電話で相談したい時は「811」にかけると、看護師が無料でアドバイスしてくれます。(日本語通訳も頼めます)

重要)夜間に具合悪くなった場合に『エマージェンシー』の利用を考えることもあるかもしれません。
   バンクーバー近郊のエマージェンシーに行く場合に、9時間10時間待たされることも。

   夜9時にいって、次の日の朝にやっと病院を出てこれたということも珍しくありません。
   次の日まで待てない緊急性がある症状なのかホームステイと話し合って対処しましょう。

 


スマホや財布、パスポートをなくしたら?

スマホをなくしたとき
iPhoneなら「探す(Find My)」、Androidなら「デバイスを探す」で位置を確認
盗難の場合は警察に盗難届を出す(非緊急なので911ではなく最寄りの警察へ)
保険に入っていれば、保険会社にも連絡を!

パスポートをなくしたとき
警察に紛失届を出す
在バンクーバー日本国総領事館へ連絡
  →「渡航書」または「新しいパスポート」を発行してもらえます。


普段からできる「もしも」の備え
現地アドバイザーや学校、ホストファミリーの連絡先をスマホに登録
    スマホを落としてしまうこともあるので、メモに書いていつも持っておくことも大事!
パスポートや保険証は、写真を撮ってスマホに保存しておく
通っている学校の緊急マニュアルをチェック
困った時は、学校の先生・コーディネーター・留学エージェントに連絡!


最後に:自分の身を守るための知識は“お守り”です✨
何もないのが一番。でも、「知っている」だけで救えることがあります。
不安を感じたら、誰かに相談することも大切です。

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