~最低賃金・物価上昇と生活費のリアル~
こんにちは!
カナダへの高校留学を目指す方や保護者にとって、「現地の生活費」はとても気になる情報ではないでしょうか?特に最近は、最低賃金の継続的な引き上げやインフレ(物価上昇)によって、日常生活に必要な費用も大きく変わっています。
今回は2025年6月からBC州で導入される新しい最低賃金を中心に、カナダの物価や生活費の変化について、今後留学を目指している皆さんにわかりやすく解説します!
✅ BC州の最低賃金、2025年6月に$17.85へ引き上げ!
カナダ・ブリティッシュコロンビア州 (BC州)では、2025年6月1日より最低賃金が現在の17.40ドルから17.85ドルへ引き上げられることが決まりました。わずか1年で45セントの上昇ですが、注目すべきはこの動きがここ10年で繰り返されているということです。BC州の最低賃金は、毎年上がっており、過去10年間で$10.45から $17.85へと、約$7.40も上昇しています。これは約70%の増加となり、インフレーション(物価の上昇)とカナダの経済状況を反映したものです。
📊 最低賃金が上昇する背景
1. 📈 インフレーション(物価上昇)への対応
カナダでは食品、住宅、交通など生活に必要なあらゆるコストが年々上昇しています。
最低賃金もそれに追いつく形で引き上げられてきました。
2. 👥 生活賃金(リビングウェージ)への注目
「最低限生活できる水準=生活賃金」に満たない最低賃金では働く人の暮らしが成り立たないとの声が高まり、労働組合や市民団体からの圧力も強まっていました。
3. 🏙️ バンクーバーを中心とした住宅費の急騰
特にBC州では住宅価格・家賃の上昇が著しく、労働者が住居を維持するための収入確保が深刻な課題となっています。
4. 🗳️ 政治的な方針
BC州政府は「毎年インフレに応じて最低賃金を自動調整する」制度を導入しており、2021年以降は物価指数(CPI)に基づく年次改定が続いています。
📈 最低賃金の上昇=物価の上昇
最低賃金の上昇は、収入が増える一方で、商品の価格やサービス費用の上昇も引き起こします。
特にカナダでは近年、以下の分野で価格上昇が顕著です:
🍞 食料品:2023〜2025年で6〜10%上昇
🏠 家賃・ホームステイ費用:地域によっては10%以上アップ
🚍 交通費:TransLinkの料金も段階的に値上げ傾向(7月に値上げ予定)
💰2025年現在の高校留学生向け生活費の目安(バンクーバー近辺の場合)
項目 | 月額目安(CAD) |
---|---|
ホームステイ(3食付) | $1,200〜$1,500 |
通学交通費(Monthly pass) | $61.35 |
日用品・交際費など | $150〜$250 |
学校関連費(文具・遠足など) | $50〜$100 |
👉 合計:$1,500〜$2,000/月
💵日本円では16〜21万円前後となり、年間では200万円以上を見込んでおくとよいでしょう。
(為替レートにより変動)
✅ 高校留学生にはバイト不可でも、生活費への影響あり!
日本の高校生がカナダで留学する場合、アルバイト(就労)は基本的に禁止されています。
つまり、最低賃金の上昇は収入に直接関係はありません。
しかし、最低賃金が上がるということは、地元の人の「人件費」が上がる=お店の価格やサービス料にも転嫁されやすく、以下のような留学生の生活費全体にも影響することになります。
💰ホストファミリーの食費・光熱費の負担増
💰学校のアクティビティ費や交通費の値上げ
💰ちょっとした買い物(スナック・飲み物)の価格上昇
💰学費の値上げ
このように、最低賃金の上昇は単なる数字ではなく、社会・経済全体の流れと連動した動きであることがわかります。留学を考える皆さんにとっても、「生活費の見通し」や「経済リテラシー」を身につけるうえで注目すべきトピックです。
📢 まとめ:留学は「情報力」と「準備力」がカギ!
カナダでは2025年6月から最低賃金が$17.85に引き上げられ、物価の上昇も続いています。
高校留学を成功させるには、こうした経済環境の変化を事前に正しく理解し、しっかり準備することがとても大切です。
今後もこのブログでは、カナダ高校留学に役立つ最新情報を発信していきます。
気になるテーマがあれば、ぜひリクエストもお寄せください!
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